青雲寮だより・・・2025年7月

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2025年7月6日 @青雲寮

寮合同 北陸業界研究会 開催レポート

地域に根ざした企業の魅力を知る特別な機会

7月6日(日)、富山県学生寮において「北陸銀行 × 北陸電力グループ」による業界研究会が開催されました。府中市にある寮の一室で、12時から13時までの1時間という短い時間でしたが、参加した学生たちにとって非常に濃密で実りの多い研修となりました。

今回の研究会では、北陸地方を代表する二つの企業から採用担当者をお招きし、会社概要説明から座談会形式での質疑応答まで、幅広い内容をカバーしていただきました。インフラ・金融業界に興味がある学生はもちろん、北陸へのUターン就職を考えている学生、就職活動の参考にしたい学生まで、文系・理系を問わず多くの参加者が集まりました。

特に印象的だったのは、2027年3月卒業予定の学生だけでなく、低学年の学生も積極的に参加していたことです。「話だけでも聞いてみたい」という気軽な気持ちで参加した学生も多く、予約不要というシステムが功を奏したようでした。そして何より、お弁当とお茶が用意されていたこともあり、リラックスした雰囲気の中で企業との交流が行われました。

北陸電力グループからの貴重な情報

北陸電力グループからは、2020年の電力システム改革によって生まれ変わった企業構造について詳しい説明がありました。従来の北陸電力が北陸電力と北陸電力送配電の2社体制に分かれたこと、そして脱炭素社会の実現に向けた取り組みについて熱心に語っていただきました。

特に印象的だったのは、水力発電の比率の高さや、カーボンニュートラルへの本気度でした。また、全国で最も停電しない電力会社であることや、地域との密接な関係を築いていることなど、北陸電力ならではの強みを知ることができました。

働き方については、フレックスタイム制度の柔軟性や充実した研修制度、メンター制度などが紹介され、技術系とプロフェッショナル職という明確なキャリアパスも示されました。
📘 詳細レポート
北陸電力グループの企業説明会についての詳しい内容は、こちらの詳細レポートをご覧ください。

北陸銀行の新しい銀行像

北陸銀行からは、従来の銀行業務のイメージを覆すような話を聞くことができました。営業担当者の役割が「お客様の夢を叶えるお手伝いをする仕事」として位置づけられていることや、単なる金融取引ではなく、幅広いコンサルティング業務を提供していることが印象的でした。

法人営業では企業の課題解決から買収・合併の仲介まで、個人営業ではライフイベントに寄り添った提案を行っているとのことでした。専門知識については、本部の専門家との連携により段階的に成長できる環境が整っているそうです。

働きやすさについても詳しく説明があり、柔軟な勤務体系や充実した休暇制度、手厚い住宅支援などが紹介されました。金利上昇の影響で経営面も改善しており、安定した企業基盤を持っていることも分かりました。
📘 詳細レポート
北陸銀行の企業説明会についての詳しい内容は、こちらの詳細レポートをご覧ください。

学生たちの積極的な参加

座談会では、学生たちから活発な質問が出されました。「技術系と事務系の違いは何ですか」「地域密着とはどういうことですか」「実際の労働環境はどうですか」など、就職活動に直結する具体的な質問が多く、企業の担当者も一つひとつ丁寧に答えてくださいました。

特に印象的だったのは、低学年の学生からも「今のうちに何を勉強しておけばよいでしょうか」といった前向きな質問が出たことです。早い段階からキャリアについて考え始める学生が多いことが分かり、このような機会の価値を改めて感じました。

今後のインターンシップ情報

研究会の最後には、両企業のインターンシップ情報も提供されました。北陸電力では技術系・事務系問わず夏季インターンシップが実施予定で、北陸銀行では1日から5日間まで様々なプログラムが用意されているとのことです。

参加学生の中には、その場でマイページ登録を行い、インターンシップへの参加を検討している人も多く見られました。今回の研究会が、学生たちの具体的な就職活動につながる良いきっかけになったようです。

寮生活と就職活動の両立

今回の研究会は、寮生活を送る学生にとって特に意義深いものとなりました。普段は学業に専念している学生たちが、身近な場所で質の高い企業研究を行うことができたからです。

富山県学生寮と高岡市荻布学生寮の学生限定という特別な機会であったため、参加者同士の交流も活発に行われました。異なる大学、異なる学年の学生が一堂に会し、就職活動について情報交換する姿も見られました。

地域企業の魅力再発見

今回の研究会を通じて、多くの学生が地域企業の魅力を再発見したようです。北陸地方に根ざした企業でありながら、全国的な視野を持って事業を展開していることや、働きやすい環境を整備していることなど、これまで知らなかった側面を知ることができました。

特に、北陸へのUターン就職を考えている学生にとっては、地元で働くことの意義や可能性を具体的にイメージできる貴重な機会となったのではないでしょうか。

次回開催への期待

参加した学生からは「また同じような機会があれば参加したい」という声が多く聞かれました。今回は時間の制約もあり、十分に質問しきれなかった部分もあったため、より長時間の研修や、個別の企業説明会の開催を希望する声もありました。

寮としても、学生たちの就職活動をサポートする取り組みの一環として、今後も同様の機会を提供していきたいと考えています。企業側からも「学生の反応が良く、有意義な時間だった」との感想をいただいており、継続的な関係構築への期待も高まっています。

北陸業界研究会は、学生にとって貴重な学びの機会となっただけでなく、地域企業との結びつきを深める重要な第一歩となりました。今後も寮生活の充実と就職活動の支援を両立させながら、学生たちの未来につながる取り組みを継続していきたいと思います。

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今回も最後までお読みくださりありがとうございました!
是非次回も楽しみにしてください!